※毎度のことながら私の超個人的主観に基づくコメントを記載しております。
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Novice部門
狛☆Effort
- 5人の入り乱れ感がいい具合に立体感も醸し出している。
- 立て直しまで含めて練習をしているのかミスした後も止まっている時間が少ない。
- 舞台を前後に大きく使ってパフォーマンスをしているので5人でも窮屈さがない。
縄に当たってしまう、縄技をした際にしっかり捨てができていないという2点が治ればさらに良いパフォーマンスになると思うので次回はその点に期待したい。
Crazy Fire
- OPから揃ったかっこいい立ち振りで目を引く。
- 人数を余らせず作るのが難しい人数だが振りやしゃがみで整理しているので非常に見やすい。
- 統一感のある雰囲気で演技をしており、基礎的な技は大体入っている教科書のようなパフォーマンス。
サプライズが無く縄も舞台中央に据え置きだったため次回は驚きと動きのあるパフォーマンスに期待したい。
SEGYE
- 女子5人を生かした落ち着いた雰囲気。
- 縄のスキルが高く、おかげでジャンパーも攻めた技を行えている。
- バチってミスしても次の技が即座に行えるほどの復帰力は強みと言わざるを得ないでしょう。
ジャンパーの動きに「跳ぶ」以外のアクションもあればなお見応えのあるパフォーマンスになりそうなので次回はその点に期待したい。
Koqua
- 高いジャンパーのダンススキル
- 曲調に合わせた衣装チェンジは世界観もガラッと変わって一気に疾走感が出たように感じる。
- 縄を使ってさまざまな見せ方をしていたので変化を終始感じることができた。
立て直しで息が合わずに勿体無いシーンが散見、特に速い縄にミスが目立ったのでそこへの安定感が生まれれば表現力も相まって見応えが増すと思うので次回はそこに期待したい。
Lemora
- フロアまで含めこの部門でも特に突出したアクロバットスキル持ちがいるのは強い。
- 早縄、遅縄共に安定が見られるので技に注目していられる。
- 左右に大きく舞台を使い3人には見えないボリューム感を演出して見応えのあるパフォーマンスだった。
アクロバットを通すことがダブルダッチには必要とされていると思うので次回は面白い通し方や縄を絡めたアクロバットをしてくれるとさらに高みへ登れるかと思うダンスもある程度アッと言わせる物が出来るとなお良し。
SHINY SPACE
- 印象的な振りが多くて記憶に残りやすいパフォーマンス。決めポーズなどもしっかり決めているんだなという印象。
- 縄の中に2人いる時間がたっぷりあり、難易度がそれだけで増している。
- 人数が多いのにも関わらず立ち位置配置がしっかり決まっているようでバランスの取れた見やすいパフォーマンスでした。
定位置での外振りのために生じる移動距離の長さや技の後の余韻のなさが気になったので次回はそこの辺りが自然に見えるといいなと思った。
Quince
- 和テイストで世界観が非常にかっこいい。
- 縄の向きがみるみる変わっていき非常に立体感のある大きなパフォーマンスに見えた。
- アクロバットも多く取り入れておりミスしたものの通し方にも工夫があったように見られる。
一曲目は偏に「立て直しが噛み合わなかった」と言わざるを得ないでしょう。スキルも高く綺麗なパフォーマンスの構成でもある次回に非常に期待の出来るパフォーマンスでした。
狛☆HANSAM
- 随所に散りばめられた可愛い振りがチームの世界観にマッチしていて個人的にツボ。
- 可愛いだけじゃなく細かい縄技も多彩に取り入れられている。
- かなり速度の速い速縄ですが、縄が非常に安定しており見やすそう。
細かい部分にはなりますが振り付けのズレや髪を直したりする所作は目立つので出来るだけ揃える、いじらないということをするとパフォーマーとしてもっと見栄えが良くなるので次回はそういうところまで注意してみてほしい。
F.L.F
- ブレイキンな動きが多くて曲とマッチしてカッコ良かった。
- バンブーダンスのようなロープトリックやワールドの逆回転などはなかなかに渋い良い技でした。
- 抜けやスライド、シャーなどの基礎技で構成された優しいパフォーマンスで背伸びをしていないことが伝わった。
まだまだこれからといった感じですので基礎を大切にして上達して次の大会で成長を見られれば良いなと思いました。
Jung-Gan
- 冷静な立て直しで大崩れしないのは今後も大変な強みになるでしょう。
- 技の組み合わせは高校生、大学生でもよくやるムーブが多いので今後も長く使えるしスキルの向上によってより効果的に魅せることが出来るようになる。
- 高いジャンプスキルのおかげで縄を凝り過ぎず構成することができており大変見やすい。
ロープスキルはある程度あるがジャンプスキルの高さのせいでなおざりになりそう。次回の大会ではストップアンドゴーの部分でジャンプスキルの向上と少し凝ったロープを見てみたくなった。
tricolore
- 舞台全てを使いこなすほどの圧倒的移動量
- 音の使い方が慣れているなと感じさせる細かい取り方。早縄でミスしてもダンスをしながら立て直す様子は圧倒的強者の風格。
- パラパラで中締めをして後半への弾みにしているところもうまい作り方だなと非常に勉強になる。
縄が体にぶつかってミスしていないのに危ない印象を与えてしまうのは勿体無い。スキルに関しては申し分ないので観客を意識する余裕と縄との間隔をしっかり保てればと思います。次回も大いに期待できる良いチーム。
TRICK TЯAP
- 表情が非常にいいチーム。OPから期待を持たせてくれる。
- オールドスタイルな衣装に内容がマッチした形で統一感が心地良い。
- 中締めもあり大崩れしないだろうという安心感がある。
雰囲気作りがうまいので縄の安定感や縄中での自由度をもっと高めることが出来ればさらに見応えがグッと上がると思いますので次回はその辺りにチャレンジしてみてほしい。
SPark
- OPからいきなり速縄で自信を感じる良い攻め方。
- 音もしっかり取っているし縄技も多彩で遅い縄でも安定感がある。確かな基礎を感じるパフォーマンス。
- 縄が絡んだ後も焦らず次のムーブを全員が意識できているので落ち着いて素早く立て直せているのが高評価。
表情が硬いのでパフォーマーとしての顔をして技をこなすことに精一杯にならない余裕を身につけられれば同じパフォーマンスでもより魅力的なパフォーマンスになると思うので次回はそんなところも見てみたい。
RhoDanthe
- OPから見応えのある縄と安定感のあるハリー。斜めに見せているのも好みな角度。
- リリースの入れ方に攻めっ気があって面白い表現だと思い勉強になります。
- ミスからの復帰が早く、みんな次の動きを意識しているから技を入れて復帰しても通る。
かなりミスが目立ってしまったがやっていることや舞台の使い方、復帰力には確かな実力を感じたので次回はより洗練されたパフォーマンスを見られることを期待したい。
Espoiron
- みんなそれぞれスーパースターでした。身体能力が高いのが窺い知れるパフォーマンス。
- 縄がバチっても止まらず回せていたり、カブキを通したりロンバクを通す際の判断の速さもGood!
- 重要な部分をきちっと通しているので大きく構成が分からなくなることがなかったのでその点は大いに評価したい部分。
縄の安定感が無いがジャンパーのスキル(特にアクロバット)が高かったので今後は縄で安心感を観客に与えてあげられるとよりアクロバットが際立つと思うので基礎を頑張ってほしい。
MALCO
- 独特なOPで始まり、ダブハリで興味を惹く構成はただものでない感を感じる。
- レベルの高い縄技と速縄は遠心力を綺麗にかけられている良い縄でした。
- 音と動きのマッチ度合いが丁度良く音が目立ちすぎたり技が目立ちすぎることなくフュージョンしていた。
決めポーズや縄外で振りがないとき、難しい技をしている時のジャンパーが職人さんになっていたのでパフォーマーになれると良いですね。次回は観客意識と格好のつけ方に注目したいと思ったので期待してます。
RULER BURST
- めっちゃかっこいいOPアクトで痺れました。心の掴み方がうまい。
- 縄外での細かな所作でも「自分はかっこいいんだ」と役に入り込んだ余裕感のある動きが見られ素晴らしいと思いました。
- 難しい縄技をしないことによりジャンパーと縄外の動きに余裕感が生まれターナーも伸び伸び回せているように感じる。
カッコ良かったですがダブルダッチにはやはり感動や驚きが欲しくなってしまうので縄にもう少し演出が加われば見応えが増すのになと思ってしまいました。次回は余裕感を残しつつ難しいというより面白い技が1つか2つあればと期待してやみません。
A-NEXUS
- 身体能力が高くアクロバットはかなり見応えある精錬度だと感じました。
- 難しい縄技など入れず舞台左右もある程度使った非常に見やすいパフォーマンス。
- 0→100の縄上げが綺麗で復帰が安定していると感じた。
技を終えた後にアピールまで含めてパフォーマンスだと思います。観客が拍手を送りやすいようかっこいい決めポーズがあれば良いなと思ったので次回はその辺りも見られれば良いなと思います。
最後に
Novice部門に出場するチームはまだ始めた手の人が多いと思いますので良い部分は最大限に伸ばして上げて悪いところは直してあげる。人と違う変わったことが出来る子にはそれを活かせるパフォーマンスを行なってあげるのも必要になってくるということで指導者も親御さんも非常に難しい部門ですが、明らかなのは安くないお金を払ってダブルダッチの大会に出ているのだから技を曲に合わせたものを淡々とこなすのではなく人に魅せる「パフォーマンス」をやっているということを教えてあげることがクオリティの差に起因していると思います。
衣装を着て知らない人の前で練習の成果を見せるだけでも良いですが、せっかく大会に出場しているのなら
衣装も安くても良いから何かのこだわりを持って選んだり、
会場で知らない観客○人に挨拶するといった目標を立てたり、
技が決まったら観客に拍手をもらえるようにアピールしてみたり、
と普段の練習では必要としないことにチャレンジしてみると良いのではないでしょうか?
この部門は観客が一番未来を感じて暖かな目で見てくれる部門なのでプレイヤーのみんなには勝ち負けと同じくらい経験を大切にして欲しいです。