ども、kUroです。今回は立命館大学FusionOfGanbit所属Alfredのダブルダッチデライトウエストでのパフォーマンスを分析させていただきます。
Alfredは全員が大学2年生チームでありながらも、この予選大会を経て世界大会では一位を勝ち取っています。Japan大会ではこのパフォーマンスをより強化してあるのでそちらの方も見ていただければと思います。
それでは早速エイト毎に細かく見ていきたいと思います。
カウント毎
0〜2
曲の始まりと共に動き始める。
右足を前に出しながら上体を沈めていく。
その後の足運びを見ると右足を戻しており、雰囲気出しに重きを置いた繊細なムーブです。
3〜6
前転と合わせての3−7の逆宙は見事でしたが逆宙の着地で奥縄を踏んでしまい、フリーになっていた縄が意図せず移動してしまっている。
5、6エイト目はそのせいで立て直しの時間となってしまっている。
Japanの場ではミスどころかパワーアップしている。
7〜9
7エイト目はグラウンドムーブ。左右に回転方向を変えておりかなり体幹を必要とする。
9エイト目は曲転換で繋ぎのカウントです、8エイト目のラストはロン宙ですがただのロン宙ではなくパタパタをしている。着地の後も即座に振り付けを合わせていることで新たな形で安定感を演出することができている。
10〜11
ハリー前パート
ここから先のパートを印象付けるものになっている。ダークな印象とともに男子二人を押し退けるような形での入りは力強さを感じさせる。
12〜15
ハリーパート。加速している。
14エイト目で4倍をしつつ15エイト目は4エイト分のみだが加速している中で上半身をディレイさせながら横を向くムーブは表現系で見事でした。
16〜19
配置移動&曲転換
ここからは曲調が軽やかになりアップテンポな印象に。
このチームの強みである三倍の前に縄を跳ばない特徴的な移動を18エイト目でみせてきているが、これがあることで確実に三倍に入ることができる上に三倍前に隙を作らないことにもつながっている。
20〜23
三倍パート。
上半身の表現力が素晴らしい。
ワンポーズに固定せずに上半身の腕を使った振り付けが新しいです。優雅な三倍という表現がふさわしいですかね。
ミスしてしまったのは非常に残念ですが成功すれば爆発力は凄まじい。
24〜28
ダンスステップパート。
舞台を大きく使いながら感情を押し出したダンスはおじょうさんの表現力も相まって見応えがある。
服にかかってしまったが踊り続ける様も見事。
29〜31
背面と前宙のすれ違い、そして舞台を横切るロン宙というアクロパート。
冒頭でも逆宙と前転が交差するシーンがあったが、そのレベルアップ版。前宙のレベルが高く驚いた。
助走の際に縄を飛んで舞台向かって左から右にロン宙をするのですが、うまく拾ってあげられずロン宙をするのみとなってしまった。
32〜36
32-4からトーマスをしてラビットパートの始まり。
33-2からは肘ラビット、33-5で準備をしてウインドミル、後転倒立でラビットに復帰したもののターナーと噛み合わずミス。そこでもめげずに跳び続け綺麗に復帰しラビットしながら体を正面に反転、しっかりと上半身を起こして縄を跳び超えfinish。
37〜39
舞台右で行われていたのでジャンパーの動きを使い左に移動してきて、舞台後方からロン宙。
舞台後方から行うお陰で奥行きを感じさせつつ、パフォーマンスを一区切りさせるガン立ちぶり。
40〜41
ラストのハリー前の助走ムーブ。
冒頭と同じく男子二人を使いワイルドさを演出していく。
42〜45
大トリのハリー。
振りを曲や縄外と合わせダイナミックなハリーになっている。
43(2)エイト目ではガニ股からのニードロップで衝撃を与えつつ、前に出てきて更にインパクトを植え付けている。それ以外の振り自体は上半身メインでステップは安定感のある両足跳びを採用している。
ミス数は「ビリーさんのブレイキン前で1回」「三倍で2回」「おじょうのダンスパートで0.5回」「天友さんの横移動アクロ1回」「ラビットで1回」ですが重要な部分でかなりミスをしてしまったのでその部分が地区予選では評価に響いてしまいましたが世界観の統一やオリジナリティ、舞台空間の使い方はとても良かったです。