今回はDDCJF2019 OPEN 14位【 Char-Riot 】のパフォーマンスを分析しました!
はじめに
青を基調とした衣装
全部で29.5エイト
ダンスを主軸にしたノリが良い見やすいパフォーマンス。
吐出した個性を押し出すよりも総合力でお互いを際立たせるような構成をしている印象。
板付-外向円形
パフォーマンス分析
イントロ
配置移動。
9エイトOP
ダウンを取りつつも勢いよく跳ねるようなジャンプ。縄外とコミュニケーションを取りステージ上を自分たちの空間に。
縄外の女子も入り会場へアピールをしつつ2エイト目ラストに音に合わせてロン宙。
入れ替わりの激しいムーブであるにも関わらず入れ替わり方に変化があり退屈しない。
4-5で前転で縄中を入れ替わった方向にも工夫が。その後に舞台向かって右に進む際の逆方向に出る事でより大きく右側に移動した印象を受ける。
5、6エイトはグラウンドムーブも含めた地を這うような低空での演技。虚をつく形でのサイドフリップは着地後も音ハメを細かく入れていて高い安定感を演出している。
ターナー的視点から見ても、技を行う際の床と身体の間の空間が広くて非常に通しやすそう。
ターナーチェンジの際もその後のハリー前もチームメイトをポイントして視線誘導をしているが視線誘導の効果よりもコミュニケーションの意味合いの方が強そう。
4エイトハリー
音ハメをかなり意識したハリー。
足をしっかり上げるハキハキした印象を感じつつ3エイト目で曲の方を遅らせてそれに合わせるサプライズもありOPとの流れがとてもいい。
2エイト繋ぎ
ダンス前のターナーチェンジ兼アピールムーブ。
難しいことをせずハリーとダンスを繋げていく。
8と4カウントダンス
前半は3人で入れ替わりつつ左右に大きく使ってパフォーマンスを膨らませて後半はソロダンスで舞台中央でダイナミックに演技を見せる。
メインダンサーの存在を常に匂わせつつ、他の二人も自身の特徴を活かすフリを入れることで添え物感を感じさせないバランスの良さを見せる。
ソロダンスになる寸前に入りとして直線に並ぶムーブがありこのパート冒頭のダンス入りとの差別化が出来ている。
ソロダンス前までを牽引した2人を前で踊らせパート途中で隊形が反転するのもグッとソロの1人に視線が集中する気持ちいいポイントとなっている。
6エイトED
ダブハリからのBD&ドンキーフリーズの音ハメは動きの中に止めを入れてくるチャリオットらしいパート。
フォーリアの着地で屈んでそのまま土台になり連続技につなげたのは良い発想でした。引っかかって技は見れなかったもののこの大舞台でキチンと危険を察知しキャンセルできるのは流石の熟達度だなと感心しました。
最後、立て直しの際にも無理に入らずラストの締めのパートをしっかり決めた事によって残念感を払拭できたと思います。
まとめ
音に合わせて止めたりずらしたりと、非常に曲を聞かせてくれるチームでした。
またアイコンタクトがハッキリしていて次に何を観たら良いのかの視線誘導がスムーズになされていたように思います。
縄技もシンプルなところはシンプルでありつつ、ひねる所はひねっていました。何より安定した弧を描いていたり捨てがきちんと困っていたりと、基礎をしっかりと固めていたのが窺い知れる縄でした。