ども、先日某ダブルダッチクラブにお邪魔させていただき高校生とのジェネギャを感じましたkUroです。
この記事では概要的な部分やこの記事を読んで得られることなどを書いていきたいと思います。
記事を読んで得られること
この記事を読めば下記のことが得られるかなと思います。
- パフォーマンスのネタ作りの手法を知ることができる。
- 既存のネタを効果的に再利用できる手法を知ることができる。
- ミスもチャチャっとアレンジできる。
私のネタの作り方は省エネ
ネタ作りは0からやらずに既存のものを組み合わせて楽チンに済ます!
知っている人は当然のように知っていることなのですが、
0から1を生み出すのはとてつもない努力と閃きが必要になります。
なぜ努力が必要か、、、
それは「今までにないものを作るには今まであったものを全て知る必要があるから」です。
そういった意味ではこの作り方ができる人は、
大会でオリジナリティの審査員を任せられるほどの知識量でしょうし、
ダブルダッチ人間国宝に認定したいと私は思います。。。
閃きについては言うまでもなくこの世に無いものを生み出すのですから「降りて来る」みたいなことが必要になってきます。
どこまでが同一であるかの線引き問題も発生します。
例えば「ロン宙を二重で通す」場合
- ロープがダブルアンダーで通しているのか、ベーシックの二回転で通しているのか?
- ロンダートを通過させているのかA面で通すのか?
- ロン宙が伸身なのかタックルしているのか?
と、1分程度考えただけでもこのように無数のパターンが存在します。
アクロバットをメインに練習している人であればそれぞれがどのように違うのかは一目瞭然ですが、そうでない場合はどこまで評価されるのかわからないですよね。
今回の私のオススメする方法であれば1+1のような小さい進歩の技も生み出せるし、もちろんジャンプアップもあり得ます。そして無数のパターンを知っている人に対してもワンチャン新しいと思わせることが出来るかもしれません!(その技が完全オリジナルかを確かめる術は、現状動画を見まくる以外はありません。)
よって私の考えるネタ作りはみんなで楽しく作りつつ、ラクしつつ、そしてワンチャン今までにないものになるのです。
同じ技でも、コレを変えれば違う技
「ネタ作り」というと既存の技は使ってはいけないように感じます。
そりゃそうです。
既存のということは新たには作って無いですからね。
しかしながらコンテスト、デライトの全出場チームにコメントをつけるために
各チーム最低5回は視聴する私はとある1つの考えに至りました。
それは「全く同じパフォーマンスをプロチームがやった場合、
このパフォーマンスはこんなに残念に見えるのだろうか?」ということです。
プロチームとまではいかなくとも先輩がやったらどう見えるだろうか…
サークルで行うフリーロープでその片鱗は見え隠れしていると思います。
「同じ技をやっているのに全然違う!
しかも自分と比べた時じゃ無く見るタイミングによって更に変化する!」
さて、技を生み出さずとも○と○○○を変えれば
これまで超ダサいと思っていたムーブがたちまち違う技に生まれ変わります。
(変わらないこともありますが)
それは「おと(音)」と「ふんいき(雰囲気)」です。
音が変わると違う技に見えるのは身近な体験ではないでしょうか?
J-Popで行うポップコーンとハウスミュージックで行うポップコーンでは全く違う技に見えます。
ということはパフォーマンス全体を通して曲が違えばもっと良いものに見えるかもしれません。
いろんな組み合わせを試して自分達のイメージ通りのものをネタとして作ってみましょう。
「ダブルダッチだけ」はネタ作りに不利!?
ダブルダッチが楽しくて四六時中ダブルダッチをしているのは新たなパフォーマンスを発見するには不利かもしれません。
また、私生活とダブルダッチをキッチリ分け隔てているのもあんまりお勧めできません。
休みの日に何してますか?
→ダブルダッチです。それ以外はバイト行くか寝てます。
こういう感じになっている人はいませんか?
既存のものとは違うもの、もしくはそれを超えるにはその業界以外から知識や経験を入手する必要があるんです。
私の現役時代のダブルダッチのコーチはサイゼリアでパスタを食べている時に「あ、これ使えそう」と思うことがあるそうです。
常にダブルダッチのことを考えつつ他のことにも全力投球だからこそパスタを巻くだけで新たなムーブを創造出来るのかもしれません。
最近はダンスが上手い人がバトルの大会で勝ち上がっているように見えるのですが、それも別の業界からムーブを取り入れていたり、一人でもダンスの練習をしたりということも要因だと思います。
ダンスと親和性が高いダブルダッチですが、フュージョンのパフォーマンスをするのであればそれ以外のスキルも活かせるかもしれません。
ただし、バレエやコンテンポラリーダンスはダブルダッチのストリート感が邪魔をしてしまう可能性もあるのでお手軽に掛け合わせるのなら雰囲気が近しいところから持ってきましょう。
個人的に最近気になっているのはオタ芸ですね。
失敗は成功のもと
とある技を練習していると、時折思いもしないミスをすることがあると思います。
パフォーマンスの練習をしているときにも芸術的なミスをしてしまうことがありませんか?
そのミスをもとにして偶発的に起きたミスを再現することができればそのミスがオリジナル技になるかもしれません。
後輩の失敗はネタの宝庫でした。自身のミスも同じく。
ネタを作り出すのは難しいですが、失敗した場合ネタが生まれている可能性があると思えば失敗しそうな技の練習も積極的に出来るのでは無いでしょうか?
ミスをした時にそのミスを再現するためにも動画は回し続けておく事をお勧めしたいです。
成功した時にも周りから見た時にかっこいいのか否かを判断することが必要になると思いますのでしっかりと動画は撮って振り返ってみましょう。
これは余談ですが、
私にはダブルダッチ一年生の時に教えてもらったジャンプステップで未だに出来ないものがいくつもあります。
どうしても出来ず、ミスが恥ずかしく、言い訳をしてあまり練習をしなかったのです。
そしてその技は後輩に教えることが出来ません。
当然のことですが、「出来るけどやらない」のと「出来ない」のは大きく違うのです。
最後に
たくさんの時間をかけて勉強するのは大変素晴らしいですが、人生は短いです。
目的を目掛けて最短ルートを進むことも時には必要になってきます。
私はダブルダッチをやるより見る方が好きですが、そうでない人が大半であると思います。
失敗を成功のもとと捉えて、出来る限り目的に近づきましょ!
私は私のやり方で、ダブルダッチの世界をレベルアップさせることに一役買えればと思います。