はじめに
こちらの記事は2021年8月9日に江戸川総合文化センターにて行われたダブルダッチデライトイースト2021に出場した全チームのコメントを記載しているものです。
一観客としてのフラットな視点を考慮して書いていますので「見当違い」「見間違い」などもあるかと思いますが「こういう風に思う人もいるんだな」程度に思っていただければと思います。
もしコメントを載せて欲しくないという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
全チームコメント
18位 GREEN UPPERS(グリーンアッパーズ)
ラジオチューンの音に合わせた音先OP、勝手にシンドバットを一曲使いする胆力。ゲストショーが始まったかと思いました。
見れば見るほど楽しい気持ちになるスルメのようなパフォーマンスです。めちゃめちゃ難しいムーブをしているわけではないので動き自体は真似できますがあの空気感を真似ることはできないなと思いました。Leoneとアプローチが似ていますがこちらは雰囲気重視、Leoneは技重視という感じで連続で見てみると違いと共通点が見えてきて面白いです。
こんなパフォーマンスが出来るのは立ち姿などを丁寧に演出している、ミスしても焦ったりしないというまさにプロチームのパフォーマンスのようでした。このパフォーマンスにエキサイトする技や速度をプラスすることで
お疲れ様でした。
17位 烽羽華(ホウガ)
OP動きを揃えたスタート、若干キレが足りないものの一曲目をノーミスでかますのはNice!
パッション溢れる掛け声で左右に視線を振っていき構図的にも飽きさせない。若干平面の動きが多いがそこまで気になるものでもないので割愛。
1ミスとチョイ引っかかりが2回と完成度を仕上げてきているパフォーマンスです。速度感も遅すぎず詰め込みすぎずで見やすいですがここまでできていると「面白み」があまりない感じも結構目立ってしてしまう。今度はオリジナリティかインパクトのある見せ方が加わると良いと思います。
お疲れ様でした。
16位 E-SPIDER(イースパイダー)
camelliaを彷彿とさせる衣装で女子4人の登場はちょいパンチありました。曲調が全くそうでは無いのですぐイメージは払拭され、おしゃれというより妖艶な感じが出ていたかなと思います。サングラスは今大会はかなり被ってしまうアイテムでしたね。
縄の安定感が高く振りも結構揃っているので縄中に2人入っていても窮屈な感じがしなかったのも印象的です。
ミス数はシャー時の0.5ミスだけですかね。見事だと思います。
Adoの「うっせぇわ」を使ってくるとは思わずびっくりしてしまいました。途中の音を籠らせる演出もおしゃれでその際の縄の中心を持ちながら跳ばせる部分は軽くオリジナリティを感じました。最後のポージングまで行った時にPV「うっせぇわ~ダブルダッチ編~」を見ていたのかと錯覚してしまう完成度だったと思います。
お疲れ様でした。
15位 P∀ssion(パッション)
OPはそこまで突出した特徴はなく無難に動きを見せつつ3倍へ。3倍は最後引っかかるもののめちゃめちゃ安定した姿勢で熟練度が感じられました。
3倍後、足にかけてしまいドロップミスするもののパートがちょうど切れ目で目立たず切り替えられていましたね。
ハリーかっこいいですね、終わり方も含めてさすがとしか言えないです。
後半ん王道曲の連発で3倍通し切ったり、その後もミスせず高難易度すぎない技を跳び方や顔の向き、音ハメなどでうまく見せてフィニッシュしておりとても盛り上がりやすかったです。
全体通じて、ちょいミスをミスにしないリカバリー力があるなと感じました。
お疲れ様でした。
14位 PomElo(ポメロ)
ボイスパーカッション使ってくる独特な始まり方。低姿勢でもアクセント入れても跳べるハリーは見事でした。その後のパートは少しごちゃついてしまい、わざとお腹にかけるムーブが映えない状況になってしまっており残念でした。
1分あたりから始まる不思議なパートは原曲は一時代築く伝説的なパートだったのですが2音でしかとっていなかったのでちょっと残念でした。
こういう不思議な曲、特徴的なパフォーマンスコンセプトは普通な事をしているだけで中弛みしているように見えてしまうので難しいですね。
全員のステップパートが入ったりと最後まで一般部門の熟練者が作ったようなパートが入っていて面白いなと思います。
お疲れ様でした。
13位 煌華(コウガ)
衣装からも曲からもバチバチに感じる王道感はやはり見応えがあって良いですね。アクロがイマイチですが1人で何役もやっているので仕方ないのかもしれません。
ダンスパートも良い感じですまさに王道。ミスがいただけませんが。。。
ハリーパートは曲が静かすぎてあまり手拍子をするように感じないのに外振りが要求しているのが微妙にミスマッチ。
ただあれだけミス数が多くてこの順位なのは、やはり評価すべき点が多かったからでしょう。
お疲れ様でした。
12位 Nexus(ネクサス)
かなり爽やかな印象の衣装。独特の腰振りムーブ。メリーゴーランドみたいなムーブ面白い!と思った瞬間ラビット&グラウンドムーブ。とOPは文句なく特徴的で見応えのあるものでした。
宇多田ヒカル – Can You Keep A Secret?で印象をガラッと変えて不思議な世界観の中でのダンスとバカ高い背面で観客のハートをキャッチ。
見せ方も立体的だったり左右への振り方が激しかったりするのですが各所に見所が散りばめられており見やすい構成です。ちょっと背面が多かったかなと思いますがまぁ良いでしょう。曲がブチ上がり切らずに終わってしまうのもチームの特色なのかなと思うのでこの際気にしないようにします。
2部最初からぶち上がる良いパフォーマンスでした!
お疲れ様でした。
11位 Millennium Collection(ミレニアムコレクション)
曲を聞いてハンズアップした人も多いのではないでしょうか?ピンと来なかった人のために下の動画貼ったのでこれ見てからもう一度ミレニアムコレクションを見てください。
そしてこのチームのすごいところはOPEN部門初参加なのに私が知っていたという事です。社会人の中でもダブルダッチの情報が入ってきやすいので「そりゃ知ってるでしょ」を思われるかもしれませんがそうなっていないチームがどれだけ多いことか・・・noteで詳しく話したのでチームブランディングについては下記リンクで記事読んでみてください。

デモでは冒頭の縄ドロップ、空中縄キャッチの後それを活かさないあと一歩さ、この2点が惜しいポイントだと思っております。ですが個人評価は余裕でJAPAN出場だったので残念でした。
お疲れ様でした。
9位 UP and UP(アップアンドアップ)
無難な世界観を伝えるOPで綺麗にまとまっていると思います。金髪の彼に1ミスは残念だったですね。
新体操のリボンで使われる技を用いた立体感のある見せ方も久々に楽しかったです。3倍の途中でバッファローして間髪入れず一本跳ぶのは見事だったと思います。左右に大きく動くハリーも魅力的でした。あれだけ動くのは珍しいと思います。
ハリー直後のラストダンスパートは情熱的で見応え抜群でした。ラストで細かなミスが目立ってしまったのでもったいなかったと思います。元アクラー的には伸身パタパタバッファは沸いたんですが観客にはあまり伝わらない玄人芸でしたね。
お疲れ様でした。
9位 ram-tam tam(ラムタムタム)
失礼を承知で。。。これじゃない感がすごい。やっていることはレベル高いし空気感も曲に合っている、衣装もぴったりだったのですがみんながram-tam tamに求めているものがあってそれを外されたような感覚があったのではないかと思います。
そんな感情を一旦置いといてコメントするとすれば、、、
板付で音が流れる前に動き出しているのが面白い始まり方。見せ方や角度、舞台の使い方がとても上手いと思います。その後もサビ部分で2人の縄中での掛け合いがあったりするのも楽しかったです。
ハリーの前のムーブとかも面白かったし立て直しの速度で沸いたりその後で面白いステップ踏んだりしているので見応えある見逃せないパフォーマンスであったと思います。最後の歩いてくるところ2人でやるのもすごすぎです。
お疲れ様でした。
まとめ
このレベルの順位になってくるとコメントできる領域を逸脱してくるのですが一番コメント付けが楽しいのもこのエリア。非常に勉強になる部分が多く、ぶっちゃけてしまうとこのレベルを見に大会会場へ足を運んでいる(入場料を払っている)というのが本音です。
現役生はここら辺のチームを見てたくさんの気付きと学びを得て欲しいと思います。それと元アクラーとしてはレベルの高いアクロをする人が減ってしまったのが悲しいポイントです。(まぁ審査員にゴリゴリアクラーですって人がいないので仕方がないですかね?)
DDDE2021の再生リストはこちら
掲載許可が得られた人の動画を以下でご覧になれます。
上位から順になっております。
関連コンテンツ
大会結果
YouTubeチャンネル
掲載許可を貰えたチームの動画を以下のチャンネルで公開しております。
ここまで読んだ方、、、どうかチャンネル登録してください。
