ダブルダッチで成したいことを聞くと「JAPAN優勝とかコンテストでベスト10になる」とかいった目標しか聞かないけれど、勝ちを目指してるわけじゃないんだよな〜というそこのあなた!

ただ実はこの質問。毎度毎度困ってしまうんです。
欲しがっている相手に話すのでいつも使っている機能に加えて面白い機能を説明するとすぐに購入してしまうのですが、よくよく自分に問いかけてみると、ふと「これ要るのだろうか?」と思い出してしまいました。
<悩みを解決する目次>
- 勝つことで得られること
- 自分の考えを伝えると環境が変わる
- ダブルダッチで得られたもの
私は
ダブルダッチ全国大会3位
Japan Openという大会でペアスピード3位・総合順位3位を獲った事があり、大学4年間みっちりとダブルダッチを楽しみました。
そして同時に私は今でもダブルダッチを楽しむ1人のダブルダッチプレイヤーでもあります。回す方も跳ぶ方もどちらもそこそこやれますが、主にバク転やバク宙などのアクロバットをすることが得意です。
そんな私も一年生の時にチームでたった1人になってしまったこともありました。様々な大会で思う通りにパフォーマンスが出来ずに先輩の胸の中で大声出して泣いたこともあります。
そんな私でも引退から6年、ダブルダッチを楽しみ続けています。そして昔も今も勝ちたいと思うよりも叶えたい目標があります。つまり私の中で勝つことより価値があることがあるからこそ今でも楽しみ続けられているのだと思います。
勝つことで得られること
結論:名声、ガクチカ、説得力
こんな記事書きつつ、勝つことの価値は大きいですというとなんだよーと落胆されるかもしれないのですが「勝つ」か「勝たないか」で言えばもちろん勝った方がメリットはあります。
まずは名声を得られます。
有名になれるということです。人には承認欲求があるのでここを満たしてくれる名声を得られるというメリットは重要だと思います。
Instagramのフォロワー数も増えるだろうし、イベントでゲストショーをする機会もあるかもしれません。その優勝した大会を見ていた層からは認知されるわけですから、大きな大会での優勝はインパクトが大きいわけです。
次にガクチカです。
これは大学や高校の卒業前にある就職活動でよく面接官やエントリーシートにて聞かれる「学生時代に力を入れたこと」のことで、優勝をしているとここのエピソードトークが引き立ちます。ガクチカで会社側が確認したいことは「この人は成果を出すためにどのようにアプローチしてどんな成果を出したのだろうか」というところなので成果にインパクトがあるだけでアプローチの方法にも再現性を感じることができます。
ただこれは何にでも言える言葉のマジックです。デメリットを挙げずにメリットのみを出すので勝とう!と思わされてしまうわけです。
皆さんが、どれだけ努力して練習して寝る間を惜しんで曲編してバイトして衣装買って大会に出てもミスしてしまえばジャッジには何も伝わらないのと同じです。評価されたいのなら結果が全てなんです!と言われてそれでも勝ちを目指さないという人はいないでしょう。
最後に行動や言葉に説得力が出ます。
大会で優勝しまくっている人のレッスンと一度も勝ったことのない人のレッスン、あなたならどちらに教わりますか?
知識だけではありません、その人がやっている自主練習のことを色々聞きたいと思うからインタビュー記事が読まれます。その行動がたとえ間違えていたとしても「サンプル数1」の結果を信じてしまいます。それだけ説得力という力は強いのです。
自分の考えを伝えると環境が変わる
結論:勝ちにしか価値がないと考えるか、勝つことが楽しむことの一つだと考えるか。
一点にこだわると、他を見過ごしてしまうものです。
例えばディズニーランドに行った片想い中の男女を想像してください。男の子は女の子が好きだとします。
女の子はアトラクションに乗ることが好きなので朝からどんどんファストパスを取って効率的に乗り物に乗っていきます。
男の子は女の子が好きなのでどの乗り物に乗っていても楽しいですし、待ち時間のお話もとても楽しいものとなっています。
お昼過ぎに雨が降ってしまい乗り物が一時止まってしまいました。
仕方なくレストランでご飯を食べる女の子と、落ち着いてゆっくり話ができるまさに天の恵みの食事時間になりました。
雨も上がり、新エリアの入場抽選にチャレンジしたところ落選。その分の時間が空いてしまったので女の子は仕方なく男の子の提案し園内の散歩をしました。すると「雨に濡れたベネチアの景色」がメディテレーニアンハーバーエリアに広がっていることを知りました。
すみません、何が言いたいのかあまりわからなかったかもしれません。
つまりは「勝つこと」「アトラクションに乗ること」のみを目標にすると、「練習中のアホみたいなミス」「待ち時間の楽しいお話」それに「美しい景色」を見逃してしまうことになってしまうということです。
楽しんでいる人には楽しそうな気配を感じて人が寄ってきます。人が寄ってくればその分ポジティブに環境が変わります。
ツンツンして勝ちに貪欲な人の環境とみんなが笑顔でダブルダッチを楽しんでいる環境、どちらの環境に居たいでしょう?
ダブルダッチで得られたもの
結論:私の場合は就職先、趣味、人脈。
就職先というのは前述のガクチカのような実質的なもの、そしてチームワークなどの性格的な面の両方がダブルダッチをすることにより身に付けられたおかげで現在の就職先に就職できたと思います。
また、魅せ方を身につけられた方は「出来る人」や「可愛い人」「かっこいい人」として評価を得られるように振る舞うことも出来るでしょう。(モテるってこと!)
そしてダブルダッチは「ゲーム」や「カラオケ」のような趣味よりも圧倒的に安いし健康的な趣味です。
私は隔週でフリロをしたり、こうしてブログを書いたり、ダッチで知り合った人と飲んだりすることがとても楽しいです。
この調子で一生楽しんで行けるのがダブルダッチ。プレイヤーとして楽しむだけじゃない。
いつも同じ人とやるゲームやカラオケと違いさまざまな出会いがあるのもダブルダッチの魅力です。私も全国に知り合いを作っていきたいと思っています。東京以外にもたくさん行っていろんな人とフリロやダッチの話をしたいです。
まとめ
さぁ、ここまで読んでもまだ「ダブルダッチは勝たなければ意味がない」「結果が残せなかったからダブルダッチは意味がなかった」と言うのであれば私に出来ることはもうほどんどありません。
ダブルダッチは勝つことで大きなメリットが得られますが、それだけではない魅力的なスポーツです。
毎日の練習や同期とのたわいも無い日々も楽しくて価値のあるものですのでぜひ一分一秒を楽しんでください。