【DDCJ2021】全チームコメント「U-19部門」ダブルダッチコンテスト2021

全チームコメントDDCJ2021U-19 ダブルダッチ

はじめに

こちらの記事は2021年3月15日にカルッツ川崎にて行われたダブルダッチコンテストジャパン2021に出場した全チームのコメントを記載しているものです。

一観客としてのフラットな視点を考慮して書いていますので「見当違い」「見間違い」などもあるかと思いますが「こういう風に思う人もいるんだな」程度に思っていただければと思います。

もしコメントを載せて欲しくないという方がいらっしゃいましたらこちらまでご連絡ください。
kuro.ddbw@gmail.com

全チームコメント

ROYAL PROMINENCE(ロイヤルプロミネンス)

気になる点:
ロイヤルらしからぬミス。

いやはや毎年変わらないハイクオリティな縄技を披露してくれます。技がスムーズすぎるあまりに素人目では3倍中に縄技をしているのかさえ分からないほど。チャート図にしたら縄の項目が飛び抜けて出っ張りそうなパフォーマンスでした。冒頭の十秒間を真似することさえ大抵の人間には不可能だと感じる。主役を縄中から引きずり下ろした独自のスタイル。天晴れです。

秀逸ポイント:
ダブハリで感じたが一定間隔で足を上げるというスキルもかなりハイレベル。

RESOL(レゾール)

気になる点:
フロアアクロでミスが目立っていた。

この大人数だと縄の中に1人でいる時間がどれほどに際立つことか。3倍を3人でやったり面3倍したり、入れ替わり立ち替わりの2人ハリーをしたりとベーシックなものから変わり種までハイレベルな技を決めているので頭が上がらないです。それに加えて外フリの見事さにも触れておかにばならないだろう。結構難しい振り付けだったりするのだが一糸乱れぬパフォーマンスを見ることが出来た。

秀逸ポイント:
15人を一つのパフォーマンスで映えさせるステージとデモ構成の手腕。

GLARE(グレア)

気になる点:
縄技をやった際の弛み。

個人的にめちゃめちゃ好きなチームなんですよね。女性の強さを表現するようなチームが好きなので3人で力強いダブルダッチを表現するというのは非常に難しいことなのですが見事表現してくれています。振り付けがとにかくカッコいいんです。会場を前後左右にとても広く使うのも3人なのに大きさを感じられて素晴らしい。

秀逸ポイント:
ミス後に縄を足から取りながらゲッダンに繋げる頭の柔軟さ。

nona☆Bee(ノナビー)

気になる点:
3倍後のアピールが弱いと感じた。

メジャーな曲とJ -POPを使ったノリの良いパフォーマンスでした。メジャーな曲でパフォーマンスをする際には「こういう音の時はこういう音ハメが欲しい」というものが観客の中には生まれるものだがこのチームはそこの辺りをうまく表現できていたので見ていて気持ちが良かった。

秀逸ポイント:
アップファンクの最後左の子が衣装をフリを使って直していた。

ROYAL LEAP(ロイヤルリープ)

気になる点:
ラスト詰め込み過ぎてしまったかな?

ハリーのスピードでそんなに縄技をやり続けてなぜ通るのかもはやマジック。後ろ向きで回してそのまま入ることもサラッとやっているが普通にハイレベルだなと思う。スーパー3倍タイムではアクロを混ぜつつ行うことでナルト感を感じてきたってばよ。

秀逸ポイント:
高速シャーとそれを通す技量と安定感

ROYAL MILK TEA(ロイヤルミルクティー)

気になる点:
外フリのばらつき

ロイヤルには珍しいダンス系の動きを多く取り入れたパフォーマンスかと思いきや無音型の3倍をしたりして名前にそぐわず結構激しい。縄の緩急がロイヤルのレベルで行われると見惚れてしまう。縄が生きているようだ。

秀逸ポイント:
カウボーイ後の縄技がミスしたが縄を拾いつつ人を通す人を通すことによりデモが止まらなかった。

焔熱炎(アチチ)

気になる点:
ロンバク後にフェードアウトしてしまったのはアクラーとしては気になる。

しっかりと音ハメで観客の意識を曲に持っていってからのラス曲は見事にあちぃ展開。随所に散りばめられた複数人が交互に入り乱れる精度の高いジャンプと外フリの合わせはまさに息ぴったりいった感じ。攻めに攻めた3倍では音をしっかりと取ろうというチャレンジが見れたので全部見れなかったのが悔しいです。

秀逸ポイント:
3倍中の外フリが渋いですね。

ROJER(ロジャー)

気になる点:
ちょくちょく見たいパートが後ろで少し。見辛い

リリースを多用したチーム。体格的には大きいとは言えないのにも関わらずステージ全体を使ったパワフルで縦横無尽なダブルダッチでした。ダンスが超クールで3倍の練度も高い、ハリーもとてつもない安定感。 

秀逸ポイント:
ハリー中の斜め前移動からの足揃えで芸が細かい。

ねぎトロ(ネギトロ)

気になる点:
リリースというか「投げ」に見えてしまった。

最後にミスはしてしまったものの横ハリーでやる縄技の練度は高い。アイリッシュのハリーも難しい技なのでナイストライでした。ナイストライと言えばカウボーイを2周するのは珍しい。どうにかしてこのカウボーイ技を昇華させれば武器になるような気がした。

秀逸ポイント:
3人とも他の2人ができる技ができそうなの思いやりやで統一感が出ている。

Noisy(ノイジー)

気になる点:
アクロの通し方が無難過ぎる気がした。もっと出来そうだからこそ。

色々な技がツーマンセルで行われているので単純に難易度が高いはずなのに安定感がすごく高く見やすい。技をやっているところに目が行きがちだがそれは外フリがきっちりと揃っているからこそ観客の視線を分散させることなく集中させることができているのでこの人数でその視覚効果を生み出すのはまさに一人一人の意識の高さが見られるポイントでした。

秀逸ポイント:
通らなかった際でもアピールを疎かにしない点。

The Girls Spotlight(ザガールズスポットライト)

気になる点:
太ももに横線が入っている子のダンス後、もうちょっと時間開けて欲しかった。

ダンスめちゃカッコいいですね。三者三様のテイストで跳んでいるため、通すのが非常に難しそうです。かなり縄も難しいことしてるのに設置面が大きくとられていて技術力の高さを感じます。口ずさみながら跳んでいたり、目線が観客から外れなかったりと「パフォーマーだなぁ」と感じました。

秀逸ポイント:
OPの縄の置き方。まさにThe Girls Spotlight。

brat(ブラット)

気になる点:
アクロが、アクロのためのアクロになってしまっている。

転回の流れ超好きです。独力で作ったとは思えないほどに見応えもありました。振りのばらつきや縄中への視線誘導がもっと効果的に出来そうな気もしましたが近年のトレンドもしっかり盛り込んでデモを作っているので見やすさがありました。ハリー前の縄技の部分で棒立ちになっているのはどういった意図があるのか読み取れませんでしたがああいう細かい部分までこだわれているのは素晴らしいと思います。

秀逸ポイント:
ハローバック中に後ろでやっているリリースとその後のパスが綺麗な流れになっている。

youthquake(ユースクウェイク)

気になる点:
アクロが若干不安定な気もしました。

ダンスの振り付けがキャッチーなものが多く見ていてとてもノリが良かった。隊形も非常に綺麗で入れ替わり立ち替わりの動きに無駄がないので違和感を感じる部分がないパフォーマンスだと感じました。3倍のレベルは私がとやかく言うことでもないでしょう。ラストの畳みかけるダンスパートは真似したくなるような楽しいパートになっていました。なのに曲はそこまでブチ上げていないから不思議な感覚になりました。

秀逸ポイント:
振りの緩急と、外フリを抑える箇所の的確さ。

M!!na♡(ミーナ)

気になる点:
OP、センターでしゃがんでると目立つ。

1シャーやリリースなどの地味に難しい技が入っていたり、3人ともハリーが跳べたりして基礎力は十分。若干縄にたるみを感じるものの全くの許容範囲でした。一曲使いは個人的に「飽きる」「個性に合わない可能性がある」の2点から苦手なのですが飽きることもなく3人それぞれの個性を発揮できたように思うので単純にすごいなと思いました。

秀逸ポイント:
3人デモにしては移動が多く、一箇所にいない工夫がされている。

TIES(タイス)

気になる点:
まじナイスなんだけど、ダンス中に縄を直しているのは目立った。

OPからソロであの尺を跳んでしかもカッコいいなんてもはや反則。ワールドの流れがとても良い、入り乱れ感もありつつ全員が参加しているのがまとまりを感じさせてくれた。あと地味なのだが前転後転がうまい。

秀逸ポイント:
ワールド開始前のシャー、片方は1シャーだがもう一方は跳ばずに2シャー。

JAMBUDDY(ジャムバディー)

気になる点:
ドロップはやはりどれだけ上手くても起こってしまうが故に無くしたい

振りに思い切りがあり跳び方が玄人。ホットドックUSAのようなムーブがあったがあれは見栄えこそ今どきのダブルダッチではないものの、ワールドワイドの目線で言えばダブルダッチと言えばこんな感じというイメージを持っているだろうムーブだと思うのでそこを押さえている先見性に脱帽。

秀逸ポイント:
ハリーパート前の前転抜けをターナーのすぐそばでやっている

アテナ

気になる点:
FISUなどのダンスの大会と比べると揃え方にばらつきがある。

表情が良いですね。ダンスムーブでのナイスリカバーやフロアムーブ後の縄から足をさりげなく抜く部分などは技術力の高さを感じさせます。ムーブの一つ一つが音をしっかりと重視していて身体の動きでも縄でも楽しませてくれるので見ているとどんどん気持ちがノってくるパフォーマンスでした。個々の技に対しての賞賛はキリが無いので控えておきます。

秀逸ポイント:
一曲目ラスト、軟体前にイレギュラーが発生したのにも関わらずジャンパーもターナーも神リカバリー。

天空隼團(テンクウハヤブサダン)

気になる点:
アクロが単発ムーブなので作業感強め。

アクロバットが大好きな気持ちがチーム名からもデモからも感じました。アクラーとしては心躍る反面、どうしてもパフォーマンス全体としてのバランスを欠くようにも思えました。短縄での音ハメも最近の流行りですよね!3倍のエントリームーブがカッコよくて好みです。

秀逸ポイント:
ラスト縄を拾いに行かずに重要な「通すこと」を優先させた際の迷いのなさ。練習中から想定していたのだろうか。

ami☆ami(アミーアミー)

気になる点:
側転の時めちゃめちゃ危なかったですけど大丈夫ですか?

OPからワールドをすることで一体感を演出。シャーが少ないデモ作りは個人的には好きですが渡し方が単調になりがちなのであまり取り入れるチームが多くないTipsですね。ミスした後の流れが悪い中で引きずらずにパフォーマンスを行えるのはメンタルタフネスですね。

秀逸ポイント:
ダブハリ前の通らなかった縄技、あえて通さずにやり切る英断。

Reliar(リライア)

気になる点:
人がいない時こそ縄は綺麗にしないと目立っちゃう。

やっぱりしっかりと手拍子をリクエストすることはこの時期だからこそ必要なことですね。ジャンプスキルが多少ばらついているようにも思いますが変に攻める跳び方よりも安心感があります。リリースを利用したターナーチェンジも意外に見ない。

秀逸ポイント:
ダンスショーケースのようなOPでありぜひ参考にしたい。

Infinity(インフィニティー)

気になる点:
ラス曲と衣装が合っていないように感じた。

ぴょん跳びをパフォーマンスとして入れられると良いアクセントになりますね。あまりにも色々なチームが高い安定性でハリーを行うので忘れがちになるが、速くてレベルの高いハリーを繰り広げてくれるので「ハリーが通るのか」ではなく「どのようなことをしてくれるのか」を楽しめるので楽しい。曲のセンスも個人的には好きな系統。

秀逸ポイント:
メンズの表情がイカしてる。

BRAZE(ブレイズ)

気になる点:
暗めのダンスパートで連続のミスは痛い。

見事な一曲目。めちゃめちゃお手本にしたい。通りはしなかったもののラビットもハリーも3倍も入っているなんとも「欲張りセット」な内容で満腹といった感じでした。安定感のあるデモは見ていて没入感があって一瞬に感じますね。

秀逸ポイント:
ナップからの側宙の流れ

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