【実体験1,000冊300,000Kg→200g】読書好きミニマリストは紙の本を捨て、電子書籍を買うべきなんだ!

本の山 ミニマリスト

このコラムはこんな悩みを抱えている人にお届けしたいものです。

ミニマリストになりたいんだけど本は読み続けたい。最近、ミニマリストになって電子書籍に切り替えようか悩んでいる。いつもの読み慣れた紙の本の方がいいんじゃないかな。

電子書籍にするって決めたけどこの大量の本、どうしよう。。。

<悩みを解決する目次>

・読書における電子書籍のメリット、デメリット
・ミニマリスト的電子書籍のメリット
・私が実際に行った電子書籍にした際に出た大量の本の片付け手順

大学4年生の時、ミニマリストという生き方を知りました。
そこから今までずっとミニマルな生活を「かっこいい」と思い、ミニマリズムを追い求めています。でも読書が大好きで本を捨てられずにいました。どんだけ好きかというと、小学校の2年生から6年生までの5年間で3,500冊の本を読みました。社会人になった今でも読書は大好きで漫画や小説、ビジネス書まで幅広いジャンルの本を読んでいます。

また私は「本は読みたいけど積読癖があり、本がミニマルに収まらない」という悩みを抱えていました。

電子書籍に出会い、私のミニマリスト人生がワンランクアップしました。ミニマリストを目指す読書家の方はこの記事でメリットデメリットを知って電子書籍への切替を一考してみてはいかがでしょう?

この記事では電子書籍(=Kindle)として書いています。
理由はKindleが電子書籍最適解だからです。

読書における電子書籍のメリットデメリット

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皆さんの参考になるべく、実際に感じた電子書籍での読書のメリットを5つ。そしてここはちょっと使い勝手が悪いなと感じるデメリットを3つお伝えします。

メリット1.いつでもどこでも買った本が読める

「どこにでも本棚を持ち歩いて、いつでも読書を楽しもう」

電子書籍にキャッチコピーを付けるなら私はこう付けます。
電子書籍と言われた時に考えがちなのはKindleなどの電子書籍リーダーですが、電子書籍はデバイスが変わっても読むことができるので今この記事を読んでいる大体のデバイスで読むことが可能です。

いつでもどこでも読めるからどうした?と思う方もいるでしょう。文庫本だったら持ち歩けるからいつでもどこでも楽しめるよ!と。
確かにそうでしょうが大体の人が本を持ち歩いていません。面白そうと思った本は家の本棚に置いてあって休日の時間のある時に読もうと置いています。それを積読と呼びます。

積読の本を読むタイミングはざっくりと「時間がある時」とされがちなのですが、現代人は本当に時間がない!スマホを見ているスキマ時間を読書に当てることが出来るようになるのが電子書籍です。

つまり読もうと思っていない時にも本を持っていることが読書習慣を付ける第一歩になるのです。

メリット2.指がペンにもマーカーにもなる、付箋やしおりもいらない。

電子書籍で読書をしているとページをめくっている指がペンになります。

電子書籍には大体の場合マーカーやメモ、しおりが機能として搭載されています。逆に言えばこの機能がない電子書籍は選ばない方がいいですね。

読書をしているときに本の「良いな」と思った箇所にペンやマーカーで線を引くことがあると思います。また自分の考えをページの端っこにちょこっとメモることもありませんか?私は三色ボールペンで引用元がわかるようにメモしたり試行錯誤したこともあります。直接書きたくない人は付箋貼ったりね?

本を読むときになぜ本以外に「ペン」「マーカー」「しおり」「付箋」なんて持ち歩かないといけないんでしょうか?持ち歩きたくないです。というか持っていたくないです。

電子書籍で読書をすれば、指がペンでありマーカーであり付箋でありしおりなのです。

メリット3.文字の大きさや書式が変えられる

老眼の始まったあなたに電子書籍はおすすめですよ!

老眼になり始めた方は大体が機械はよくわからんという世代でしょう。
いざ読もうと思った本も、老眼鏡を忘れていればただの紙束ですね。ですがちょっと勇気を出して電子書籍で読書をすればそんな悩みを抱えることはもうなくなります。

電子書籍は文字を大きくできる

文字を大きくしたり

逆に小さくしたり

電子書籍の文字設定画面

スライダーで大きさ変更できる。

電子書籍は文字をゴシックにできる

明朝体とゴシックで読みやすさも変化!

私の使い方は文字を小さくしてページめくりを少なくするという使い方をしています。そうすると集中が切れにくいので一度試してみてください。

そんなこと言ってもどれを選べばいいのか、どうやって使えばいいのか難しくてわからないという方もいるかと思います。そんな人のためにたくさんの人が記事を書いていますので「電子書籍 使い方」とかで調べてみてください。この記事にたどり着けたあなたなら大丈夫だと思います。

次世代のミニマリストに老眼鏡は不要です。

メリット4.翻訳や文字検索ができる

これはたまに使える紙の本には絶対できない便利機能ですので紹介させてください。

電子書籍は写真のように文字を絵のように保存しているわけではなく文字データとして持っているものがほとんどです。メリット3で文字を大きくしたり小さくしたりフォントが変えられたのはそういう訳です。そして文字データとして文章を扱えるということはパソコンのWordソフトで言うところの「文字列検索」ができます。また長文は精度がまだまだですが、文字列を他言語に翻訳することもできます。

文字列検索
文字列検索

作品内文字列検索

翻訳機能

翻訳機能

メリット5.本の続きがすぐ購入できる

本は関連する書籍が次々に欲しくなってしまう魅惑の物品ですね。そんな購買欲を促進させるのがこの関連書籍を表示する機能。

著者のその他の本

本の読了時に著者の出している他の書籍をおすすめしてくれるので続きが出ている場合は結構この機能で買ってしまいます。

さて以上が電子書籍のメリットです。一見完全無欠に思えますがもちろんデメリットも存在します。主には読書を「知識習得」ではなく「体験」として捉える方に感じられるデメリットを3つほどご紹介します。

デメリット1.ページ総量がわかりにくい

ハリーポッターやLIFE SHIFTなどの厚い本はそれだけで読者の期待を高めてくれますが、電子書籍にはそもそも決まったページ数がありません。

文字サイズが自由にできる上に、いろんなデバイスで読むことのできる電子書籍には1ページ何文字という決まった分量がないのでページ数を記載することができないのです。(固定レイアウトは除く)

タブレットで読んでもスマホで読んでも同じページになるには文字サイズが変わらない必要があります。ですがスマホで読んでちょうど良い文字はタブレット端末では大きすぎます。これからの時代は本のページ数を聞く際にフォントサイズも同時に答えなければならないなんてことになってくるかもしれません。

逆に推理小説では「最後のどんでん返しが残りページ数で分かってしまって興醒めだった」という経験があったので残りのページ数はわからない方がいいこともあるのかもしれませんね。人におすすめする際には「短くておすすめだよ」とかが言いづらくなるので結論としてはページ総数がわかりにくいのはちょっとデメリットだと思いました。

デメリット2.デバイスによってはレスポンスが良くない

いろんなデバイスで読める電子書籍ですが、電子書籍リーダーはあまりレスポンスが良くないです。

これはまぁ仕方ないことなのですが電子書籍リーダーは反応めっちゃ悪いです。
スマホであればいつも通りのレスポンスで線を引いたり、メモを書いたり関連書籍を購入出来てめちゃくちゃスムーズに読書ができます。ですが電子書籍リーダーだとページを送るのにも若干のラグを感じます。

「じゃあスマホで読めばいいのに。わざわざ電子書籍リーダーを買うって全然ミニマリストじゃないじゃん!しかも使いにくいなら尚更だめじゃん」と思われた方もいるでしょう。その通りです。

それでも電子書籍リーダーを使う理由は「スマホなどで読むと気が散るから」この一点に尽きます。私は意思力が強くないのでついつい「ちょっとだけゲームしよう」「LINEの通知きた」「インスタでストーリー見るの忘れてた」なんてことが起こりがちです。しかも電子書籍リーダーは液晶を使っていないので紙と同じく目に優しい上に強い日差しの下でも読むことができます。(ここらへんの原理は調べてみてください。)

電子書籍リーダーはレスポンスが悪いです。ですが私は読書に集中したいときには使っています。

デメリット3.一冊終わったという「読了感」が感じにくい

読書を体験として消費する人には電子書籍はあまりおすすめできません。

カフェで本を読み耽っている自分かっこいいの自己陶酔やページの減っていく感覚。最後に読み終わって本をパタンと閉じた時の達成感。残念ながらこれらはあまり得られません。スマホで読んでいる方はただスマホをいじっているだけに見えますしページが減っていくのを肌で体感するのは無理です。

こういった紙をめくる感覚を楽しんだり、自分を良く見せるファッションの一部としての本はまだまだ残り続けるのだと思います。

ミニマリスト的電子書籍のメリット

さてだいぶ長々とメリットデメリットを書き連ねましたが、ミニマリストの私が最も強く感じる電子書籍のメリットをミニマライズ視点から3つほどご紹介します!

何冊買ってもデバイス一台に収まる

私のデバイスには現在20冊の本が入っています。ですが当然デバイスの重さは変わらず200g未満の脅威のパフォーマンスです。これは平均的な単行本一冊より軽いです。私の使っているデバイスはKindlePaperwhiteですがポケットにも入るほどの小ささで散歩先の公園でちょっと読書をなんて時にぴったりです。

本を選んで持っていく手間も要らず、スマホを置いて行ってしまえば読書の邪魔も入りません。

専用デバイスなら省電力で充電間隔が超長い

充電の手間は極力減らしたいですよね。そんな方には専用デバイスをおすすめします。

電子書籍リーダーのような専用デバイスは電子インクを動かして文字を表示しているのでページをめくらなければ電力はほぼ消費されません。バックライトを光らせれば話は変わりますが。

「本を読むのに充電が必要なのか面倒臭い」と思っていた人でも毎日スマホは充電するでしょう?それよりもずっと少ない頻度で電子書籍リーダーも充電すればいいのです。

もちろんスマホでも読めるのでそれでもいいですが、多少電池使っちゃいますし通知とかの誘惑がいっぱい来ます。より集中した読書とブルーライトからの脱却をするならば電子書籍リーダーを使ってみてください!

処分時もデバイスから削除するだけ

本を捨てたり売ったりするのって本当に面倒で重くて大変ですが電子書籍ならデバイスから削除するだけでOKです。むしろ削除する意味もあまりありません。容量が足りなくなるほどの本を所有する頃にはもっと容量の大きいデバイスへ乗り換えればいいのです。

この後すぐに私が1000冊の本を処分した際の話をしますが、本当に大変なんですよ大量の本って。これ以上所持している紙の本が膨れ上がっていかないうちに電子書籍への乗り換えを選んでくれると嬉しいのですが。。。

とにかく私が言いたかったのは「場所を取る」「重い」「処分が重労働」な紙の本を脱却して、
「場所を取らない」「データだから重量のない」「指一本で処分できる」電子書籍を使っていきましょうよということでした。

私が実際に行った電子書籍にした際に出た大量の本の片付け手順

ここからは電子書籍にするよ!という方に私がどうやって本を処分したのかをご紹介します。

まず持っている本を一箇所に集める

初めに自分が持っている本の総量を知るのです。どれだけ自分が本を持っているのか知らないで売ったり捨てたりしようとするといざ捨てる際に後から捨てる本が出てきたり、売るときに段ボールが足りなかったりしてテンテコ舞いになります。

自分にプレッシャーを掛け「この本を減らすんだ!」と思うことが大切なのです。

次に「思い出本」「積読本」「売る本」「捨てる本」に分ける

全部出してきたら次に分類です。その際には以下を基準にするのをおすすめします。

  • 思い出本は「所持上限を決める」
  • 積読本は「読了期限を決める」
  • 売る本は「破損してない一般的な本」
  • 捨てる本は「何冊でもOK」

思い出本は書棚に入る分以上は持ってはいけません。なぜなら思い出というものは段々と増えて行ってしまうものだからです。

積読本は売る日or捨てる日を決めてしまいましょう。ここがまっさらになった時に電子書籍で本を書いましょう。

売る本は買取してもらうお店に迷惑にならないものを選びそれ以下のものは潔く捨てましょう。

捨てる本はどれだけ多くてもいいです。ですが捨てる際には感情を持って捨ててください。勉強になった本には「ありがとう」読まずに捨てる本には「ごめんなさい」と思いながら捨てましょう。

そして捨てる本を捨てる・売る

私は以下のお店で売りました。中古書販売もやっているのでお金に余裕がない人は電子書籍ではなく中古書を購入してみるのもいいかも知れません。

もったいない本舗

本を売るならでお馴染みのブックオフで売るのももちろんいいと思います。安心のブックオフでインターネット買取をしてもらうのがいいかも知れませんね。

ブックオフオンライン

最後に積読を終わらせてから電子読書開始!

電子書籍の素晴らしさに気付いてから積読を消費するのは非常に難しいのです。まさに私がそれです。全然読み進められないのです。

なので良さに気付く前に、まずは昔自分が読みたいと思った積読書を読みましょう。

まとめ

ミニマリストになりたいんだけど本は読み続けたい方には電子書籍がいかに素晴らしいかを分かっていただけたと思います。また、いつもの読み慣れた紙の本にも良さがあって「自分はどういうスタイルで読書をしようかな」と思える新たな視野が持てたのではないでしょうか。

「電子書籍にするって決めたけどこの大量の本、どうしよう」という方々はまず初めに本を集め、分類して処分してそれで積読書がなければ電子書籍にしましょう!

おまけで私が捨てた本や残した本を列挙しときます。

1冊大体300gとして300キロの本を処分しました。

おまけ

手放した本の総数

出張買取にて売却した総数700冊、段ボール7箱分
+処分本総数不明、約段ボール3箱分
+後輩に譲渡した本、約バッグ2個分
ざっくり計算しても1,000冊の本を手放しました。

特に漫画がとにかく多かったです。

以前、収集癖があった関係で
ONE PIECE
黒子のバスケ
弱虫ペダル
ジャングルはいつも晴れのちグウ
赤ずきんチャチャ
ソウルイーター
BLEACH
鋼の錬金術師
とかが読みもしないのに置いてあったりして、、、
今回バッサリ逝きました。

メモリアル本

昔からずっと読んできた本も涙を飲んで放棄しました。
デルトラクエスト
都会のトム&ソーヤ
マジックツリーハウス
モンスターハンター(ファミ通文庫)
本日も逆鱗日和
ここら辺はかなり自分の読書習慣にインパクトを与えた本でした。
お金に余裕ができたら電子版で買い直すかも。

もちろん残した本もあります。

風の谷のナウシカワイド版1~7(漫画)
ぼく、オタリーマン1,2,4,5(漫画)
一瞬の風になれ1~3,6(漫画)
一瞬の風になれ2
問題解決大全
成功する事業計画書のつくり方
LIFE SHIFT
吾輩は猫である(英訳版)
愛と生と死
罪と罰(上・下)
経営心得帖
社員稼業
指導者の条件
卒業論文集