抜粋して記載し、分析。
次につながるように総評を私なりに読み解いてみました。
【オリジナル】 Kozy a.k.a JUNKNESS
①「見たことのないムーブ・組み合わせ」をしているか。
②「こう来るだろう」という予想を裏切ってくれるか。
①については、これまで見たことのない技を新たに生み出せているか、技と技を組み合わせて新しい一つのムーブとして魅せられているか。
②については、誰もが予想できるものをそのまま披露するのではなく、そこから気持ちのいい新しい裏切りをどれだけ演技内に入れられるか。
オリジナリティの得点を獲得する一番の方法は、昔流行ったが今やっていないものや、技と技を組み合わせて全く新しい技にして、それらを演技にたくさん組み込むということかと僕は思います。
クロの分析と見解
ジャッジから見た今大会は
「温故知新。既存のものに囚われない技の多い大会で、印象の強いチームが多かったですがそれらはこれまでにあったものに一味加えたものだった」
大会だったのではないかと思いました。
《来年のオリジナリティ予想》
2010年頃のデモを意表をつく形でリメイクしリリースしてくるのではないかと予想します。Northの技術力は年々上がっているのは事実で、実に楽しくなりそうです。
一般部門のパフォーマンスは見応えを追求するよりも楽しさを届けてくれるので好きです。そのままOBOGの楽しい場所としてあり続けて欲しいです。
Northは勢いがありますし逸材も続々と出ているので勢いを衰えさせずに続いて行って欲しいです。
ROPE A DOPE一強なところも変わっていったら
切磋琢磨でもっと面白くなってくるだろうなと期待しております。
【表現力】 MAYU(Mrs.DOUBLE DUTCH)
『表現』とはとても幅広く、捉えにくいと感じるかもしれません。その通り私も答えは無いと思います。決まった答えが無いと言うことは、どんな形の表現も追求し洗練させていけば人の心を打つし、結果的にそれが点数になり得るということです。
そして、この『洗練されているかどうか』は、言い換えればそのパフォーマンスに対して突き詰め切れたかどうかです。決してかっこいいかどうかという一辺倒な意味ではありません。衣装、表情、立ち位置、縄外も含めた動きなど、表現につながる全ての要素を考え抜いて、最後の最後までこだわり続け、クオリティを高め、さらにそれをステージで魅せられたかどうかということになります。
クロの分析と見解
ジャッジから見た今大会は
「表現において正解はない。見た目ではない部分で空間演出が特に魅力のあるチームが多かった」という大会だったのではないかと思いました。
《来年の表現予想》
来年の大会は、ちょっと独特なチームも現れるかとも思います。
ただし「突き詰められた唯一性」を発揮できるチームはそんなに多くないでしょう。
【構成力】 Yamato (SNOWMAN)
<審査基準について>
構成力ということで、“「オープニング」と「エンディング」の演出や各ムーブの配置がどの程度優れているか”、そして“各ムーブの間の繋ぎの部分が、チームの雰囲気と大きくずれていたり、気になるレベルでスカスカだったりしないか”、という観点で点数を付けました。
クロの分析と見解
ジャッジから見た今大会は
「インパクトは欠けているものの構成がしっかりしており確かな強さを見られた」
という大会だったのではないかと思いました。
《来年の構成力予想》
。
【技術力】 iwaness insane (SOULFUL ARTTRACTION)
多くのチームが技術力=ターニング力という勘違いをしてるだろうと印象を受けました。ダブルダッチはターニングとジャンプが掛け合わさって成り立つものです。なので、今回結果が奮わなかったチームはターニングだけでなくジャンプも見直して練習してください。
クロの分析と見解
ジャッジから見た今大会は
「良い意味での裏切りが散りばめられているチームが多く、没個性になっていない温故知新な印象の大会」
という大会だったのではないかと思いました。
《来年のオリジナリティ予想》
来年の大会は、2010年代の技を入れているチームが多いかもしれません。
一年で急激にジャンパースキルをあげることは容易ではないと思いますが、それを成した時頭ひとつ飛び出るかと思います。
これで発生する懸念としては「昔のデモはあの時代あの空気感だから良かった」というような言わば生モノをコピーしてしまうとただの既視感しか残せない点にあります。
あくまで踏襲した上で全く新しい技に昇華させることが必要ですので注意してください。
【完成度】 MIZUKI(Dual)
審査項目を見ると、安定感、統一感というワードが多々記載されています。安定感に不安があったとしても、統一感をどう出していくか、チームでイメージや細かな表情、縄の外の動きまで作り込むことは準備段階でできることだと思います。
チーム全員がパフォーマンスの全体像を捉えているか、どのレベルでそのパフォーマンスの完成形とするのかで評価は変わると思います。
ミスが多ければもちろん評価は下がりますが、たとえノーミスではなくても、細部まで作り込まれたパフォーマンスは目を惹きますし、それが得点にも繋がります。ミスがあっても勝っているチームはたくさんあるので、ぜひ研究してほしいです。
クロの分析と見解
ジャッジから見た今大会は
「良い意味での裏切りが散りばめられているチームが多く、没個性になっていない温故知新な印象の大会」
という大会だったのではないかと思いました。
《来年のオリジナリティ予想》
来年の大会は、2010年代の技を入れているチームが多いかもしれません。
一年で急激にジャンパースキルをあげることは容易ではないと思いますが、それを成した時頭ひとつ飛び出るかと思います。
これで発生する懸念としては「昔のデモはあの時代あの空気感だから良かった」というような言わば生モノをコピーしてしまうとただの既視感しか残せない点にあります。
あくまで踏襲した上で全く新しい技に昇華させることが必要ですので注意してください。