
今日、公園で縄を2本回している人たちを見ました。
周りにいた人が「あれはダブルダッチだよ」と教えてくれたのですが、一体ダブルダッチってなんなんだろうか。
この記事はそんな方の疑問を解消するものとなっております。
本記事の内容
- ひとことで言うとダブルダッチとは
- もう少し詳しく説明すると
- もっとダブルダッチを楽しむには
この記事を書いている私は、
大学4年間ダブルダッチを行いダブルダッチの全国規模の大会で大学2年時にペアスピード3位、総合3位を獲った経験があります。
社会人になってからも継続してダブルダッチを行っており、ダブルダッチは計6年やっています。
社会人になっても休日の趣味程度にはダブルダッチを楽しめるのでこの機に知ってみてください。
ひとことで言うとダブルダッチとは

ダブルダッチをひとことで説明すると、
「2本の長縄を使い2人の回し手(ターナー)と縄の中でダンスやアクロバットをする跳び手(ジャンパー)が特徴のチームスポーツのこと。」
と言うことができます。
まぁ見たままなので説明になっていないかもしれませんがもしも人にダブルダッチとは何かを聞かれた時にはこうやって話せばなんとなく伝わるでしょう。
縄を回すジェスチャーをすることでより伝わると思います。
ダブルダッチの言い間違い
ダブルダッチは「ダブルタッチ」と間違えられます。
この言い間違いは歴史と英語で理解すると解消されるものなのでこの際覚えていってください。
ダブルダッチの歴史
ダブルダッチは、300年以上前ハドソン川のほとりのニュー・アムステルダム(現在のニューヨーク)に入植したオランダ人によってアメリカに持ち込まれたなわとびです。ダブルダッチという言葉は、オランダ人が複雑でおかしなことをした時に、それを指して言うイギリス人の俗語で、イギリス人がこのゲームにダブルダッチという名をつけました。
https://jdda.jp/whatis.html
ダブルダッチの英語綴り
Double Dutchと書きます。
この字面を見ればDouble Toutch(ダブルタッチ)とは間違えないでしょう?
Double(ダブル):2倍という意味ですので長縄が通常の2倍になっているためでしょう。
Dutch(ダッチ):オランダ人のことを指す言葉です。入植したオランダ人が由来でしょう。
もう少し詳しく説明するとダブルダッチとは
一度ダブルダッチを経験した私が、ダブルダッチを詳しく説明する場合はこんな感じで説明します。
- 動作説明
- ジャンル説明
動作の説明
「向かい合った回し手(ターナー)が左右の手にそれぞれ異なる縄の一端を持ち合い、左右の腕を相反する方向に半周ずらしで回転させ、跳び手(ジャンパー)はその2本の縄の間で一定の間隔(掛け声や音楽)に合わせて跳躍をします。(回し手もそれに合わせ縄を回す。)」
ただこんなことを言ったところで仕方がないのでひとことで言った後に「エクストリーム大縄跳びみたいなもん!」って言ってしまった方が通じそうです。
競技ジャンル説明
ダブルダッチには規定、フリースタイル、スピード、フュージョンの4種目があり、この中で最もイメージがありインパクトが強いのはスピードです。
規定
決められた技を決められた時間内に行うことができるか。
つま先の角度などの正確さや規定を行っている際の美しさが審査基準になります。
スピード
決められた時間内に何回ジャンパーの左足が床についたかを数えます。回数はギネス記録にも登録されており2分間で400回以上跳ぶチームもいます。1秒間に6回以上の足踏みをしている計算になります。
フリースタイル
指定時間内にチーム独自の技の組み合わせで高得点を目指す種目です。
フュージョン
フリースタイルに音に合わせて行うとフュージョンになります。一般的に知られるダブルダッチはこのフュージョンがイメージとなっているかと思います。
もっとダブルダッチを楽しむには
ダブルダッチを楽しむには様々な方法がありますがこの記事では難易度順に、
- 見る
- 観る
- 体験する
を紹介します。
見る

ダブルダッチは動画がたくさんアップロードされているのでYouTubeで「ダブルダッチ」と調べてみましょう。たくさんの動画が出てきます。
ちなみに「ダブルダッチ 世界記録」で調べたらスピードの動画が見られますし、「ダブルダッチ デライト」や「ダブルダッチ コンテスト」などの大会名を入れればフュージョンの演技が見れます。ダブルダッチの業界ではフュージョンがメジャーなジャンルなので多くのフュージョンの動画が出てきます。
また、最近ではプロダブルダッチチームのREGSTYLEのチャンネル「REGSTYLE CHANNEL」やNEWTRADの「めっちゃニュートラッド! / MECCHA NEWTRAD!」が開設されているのでまずはそちらを見てみるのも良いかもしれません。
観る

ダブルダッチは年間を通じて楽しめるので大小様々な大会が開催されています。
その中でも特に大きな大会が夏の”Double Dutch Delight”と冬の”Double Dutch Contest”で、この二つの大会を主催しているのは日本ダブルダッチ協会(略称:JDDA)です。
1996年(平成8年)4月にJDDAが正式機関として発足し、ダブルダッチの普及活動を行っています。
日本ダブルダッチ協会(http://jjru.sport/jjru/about_jumprope/)
日本でダブルダッチをしている人はほぼ全員が知っている団体です。
毎大会1,000人以上が参加するイベントなのでダブルダッチの大会を観るのが初めての人でも安心して参加することができる大会です。
体験する
これは少しハードルが高くはなりますが、見ているだけではつまらないのでやってみたいという方はJDDAが毎月企画開催しているLet’s Play Double Dutchという月に1回開かれるDouble Dutch交流会に参加してみるのが一番早いかと思います。
愛知県に住んでいる方は愛知県ダブルダッチ協会の開催しているDDPARKに参加してみても良いかもしれません。
ダブルダッチとはどんなものかがお分かりになったでしょうか。
ちょっと見かけただけなのにここまで読んでしまえるほどに魅力的なダブルダッチ。
皆さんも是非1度、Let’s Play Double Dutch!